詐欺師みたい?クロスターアルバイテンを「資産になる工芸」と書いた訳
初めに。
今日の記事は公開するまで、何度も何度も書き直しています。
でも、私の「クロスターアルバイテン」に対して持っている「想い」や「感情」をお伝えしたく記事を書きました。
こんにちは。
私はさいたま市で木の実のアレンジメントとクロスターアルバイテンの教室をしているMikoyanです。
目次
「詐欺師みたい」と言われたInstagram投稿
先日Instagramでつい最近作った作品を投稿した時に、
私はクロス ターアルバイテンを「資産となる工芸になると思う」と書きました。
それについて、ある方から
「詐欺師みたい」
というご意見をいただきました。
その方は、「そういう書き方はドン引く」という趣旨での発言なのですが、
この「資産になる工芸」という言葉については、
じゃあ書き換えます
と簡単に書き換えるような、軽い気持ちで書いた言葉ではなく、
私自身信念をもって書いた言葉でした。
「詐欺師みたい」と思われてもいいですし、
「ドン引き」されてもかまいません。
今日は、なぜそのように書いたのか?
について書いていこうと思います。
バックボーンは同じ、しかし異なる2つの「想い」
Mikoyanには、「木の実のアレンジメント」と「クロスターアルバイテン」という大きな2つの柱があります。
「木の実のアレンジメント」と「クロスターアルバイテン」を通じて、
という共通の想いがあります。
一方で、「木の実のアレンジメント」と「クロスターアルバイテン」それぞれに対して、異なった「想い」「目標」も持っています。
その一見異なった「想い」の背景には共通のバックボーンとなる経験がありました。
ハンドメイドの安売りに悲しい思いをしてきた経験
私は、この講師業を始める前は、趣味でハンドメイドをしていました。
ビーズ・布小物、パッチワークなどなど。
しかし、しばらくしてそこで直面したのが、
「価格競争」
や、
「本当に作りたいものを作るのではなく、売れるものを作り続ける作業」
であったり、
「こだわって作っても、かかった時間や手間を含めた価格では売れない」
というものでした。
しばらくしてから、私はハンドメイドを売るのをやめました。
「あきらめた自分」と「あきらめたくなかった自分」
2つの宙ぶらりんな感情が残りました。
(ハンドメイド作家さんで、この壁を乗り越えている方、本当に尊敬します)
木の実アレンジメントへの想い
私は、木の実のアレンジメントに関しては、
「作る過程の楽しさ」
「出来上がった時の喜び」
を感じてほしい
「自分で作った作品を身の回りに置くことで、そこから元気をもらって欲しい」
木の実のリースなどは、売ったり買ったりせずに、
と思っています。
クロスターアルバイテンへの想い
一方で、クロスターアルバイテンについては、
「自分の作品」の価値を正当に評価されたい。
「自分のできる限りの能力を作品で発揮したい」
と考えています。
それは、私自身元々「自己肯定感が低かった」というのもあります。
また、ハンドメイド販売で価格競争」「安売り」という苦い経験で「作る」ことから一度離れてしまったけれど
「達成したかった夢」「叶えたかった希望」
(正直、「欲」と言ってもいいかもしれません。)
を今クロスターアルバイテンに託していると言えます。
クロスターアルバイテンに感じる「可能性」
私はクロスターアルバイテンを学びながら、
そして、協会理事の宮前先生の作品を実際に拝見しながら、
これは、ずっと世代を超えて残っていく作品だと思っています。
それは、私が昔やっていたハンドメイド作品「布小物」「ビーズ」「編み物」
そして、残念ながら「木の実のアレンジメント」ではなしうることは出来ないでしょう。
自分の作品がずっと世代を超えて引き継がれていくとしたら、
こんな作者冥利に尽きることは無いです。
私も、そういう「価値のある作品」を
「作りたい」
「作れるようになりたい」
そう思いながら、日々精進しています。
私はクロスターアルバイテンで
「あきらめてしまった自分」を「克服したい」
「あきらめたくなかった自分」をもう一度「生かしたい」
そう思っています。
まとめとお願い
「詐欺師みたい」
と対面で言われて、まあ、その時は
悔しくて、
うまく言葉も出てこなかったんですね。
まあ、でも少なからず他にも私の「資産」というInstagramの投稿を見て「不快な」感情を抱かれた方もいるのかなと思います。
ですので、今日は「なぜ」そのように書いたのかという心理的背景を書きました。
また、私自身本気でクロスターアルバイテンに取り組んでいるので、
「とりあえず資格だけ欲しい」
「いい加減でもいいんでしょ?」
という価値観の方だと、
レッスンを進めていくうちに、「価値観のずれ」がすごく大きくなってしまうのではないかと思います。
ですので
「趣味としてクロスターアルバイテンを習う」
場合でも、講師はこんな事を考えているんだとご理解したうえで、
ご受講いただければと思います。
クロスターアルバイテンを真剣に「取り組んでみたい」
そんな方との出会いを楽しみにしています。
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