Mikoyan

どうやって向き合う?夫との死別

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突然夫との死別。

その時、自分の心との向き合い方をどうすればいいのか。

悲しみ・苦しみ・後悔・・・。

こういった感情を抱きながら日々暮らしている方がいると思います。

 

現在進行形の一つのサンプルとして私の経験をお伝えしようと思います。

 

私はしぶやけいこと申します。

さいたま市で木の実アレンジメントとクロスターアルバイテンの教室Mikoyan(ミコヤン)をやっています。

突然の夫の死

夫が亡くなった日の夜と、次の日の朝の事は今でもよく思い出します。

当時夫は仕事に対して大きなストレスを抱えていました。

朝ごはんそこそこに朝早く出かけ、その夜はなかなか帰ってきませんでした。

夜11時ごろLINEをしても返事はなく

「もしかしたら、仕事が忙しくて今日は泊りなのかもしれない」

「まさか事故?」

でも、

「まいっか。明日の朝また連絡してみよう」

そう思い、その夜私は普通に寝てしまいました。

 

次の朝、7時半ごろ主人の会社に連絡を取ってみたところ、

「ご主人が大変なことになっています」

そう伝えられました。

 

その日一人会社に残っていた主人が倒れ無くなったのは22時頃とのことでした。

 

あの夜、もっと早く異変に気付いてLINEしていたら、

何か対処ができたかもしれない。

 

そういう「後悔」は今でもあります。

死別・自責

自責に向き合う

夫の死後、葬儀、死後処理、相続など様々な手続きに追われる日々が続きました。

加入していた生命保険や夫の会社のご厚意で「労災保険」を受け取ることができたので、経済的な面でとりあえず生活していけるようにはなりました。

 

しかしながらそれらが落ち着いた後で、一番向き合わなければならないのはやはり「自分の心」でした。

 

「あの日、もっと早く連絡していれば」

「もっと、夫のストレスを受け止めてあげていれば」

「もっと、夫の不調を敏感に感じ取れていたら」

「そもそも、私自身が彼の負担ではなかったのか」

 

しかし、どんなに後悔しても夫がなくなってしまった今、彼に対して直接何かできることはありません。

それはとても悲しい事です。

「手仕事」を「仕事」にしたことで気づいたこと

今私は、自宅で「木の実のアレンジメント」と「クロスターアルバイテン」の教室をしています。

それを選んだのは、既に40台後半になっていた私は、全くの新しい分野で仕事を始めるというのに困難を感じたためです。

「何ができるのか?」

「どうなりたいのか?」

その結果残ったのはやはり、「ハンドメイド好きの自分」でした。

仕事として成立するハンドメイド」は何だろう?

そう考えた時に選んだのがこの「木の実のアレンジメント」と「クロスターアルバイテン」でした。

 

この2つを始めてみたのは、言わば「生業」の為であったのですが、

実際初めてみてこれを選んでよかったなと思う点が、「とにかく手を動かす」ということです。

 

様々な「不安」「後悔」「悲しみ」そういう強い感情にとらわれることがしばしばあります。

そういった時に、

木の実のワイヤリングをしたり、

クロスターアルバイテンの小さなパーツをたくさん作ったり

そういった本当に小さな作業をしているうちに、不思議とだんだんと心は落ち着いてくるんですね。

 

これらは、現実逃避とも言えなくもないですが、

 

小さなパーツが出来上がった時の小さな達成感

それらをくみ上げて作品に仕上げたときの達成感

 

こういう小さな積み上げ作業にすごく救われてきたと感じています。

 

グリーフケアとしてのクロスターアルバイテン

今は、日々レッスンで作る作品を作ったり、継続して学んでいる木の実のアレンジメントの課題や、クロスターアルバイテンの課題作りをする傍ら、自分自身のグリーフケアとしてのクロスターアルバイテンの作品を作っています。

グリーフケアとして作成中のクロスターアルバイテン

今、私自身彼に対して何かできるということは無いのですが、せめてもの表現として彼の好きだった藤の花のクロスターアルバイテンで飾ろうと思っています。

 

様々なSNSの中で、配偶者を亡くされた方が、

「どうやって立ち直ったらいいのか」

「忘れることができない」

「前向きなれない」

そういった発信をされているのを拝見します。

すごくわかります。

 

特に、「愛する人」を亡くしたのですから、忘れる必要はないと思います。

 

でも、一つ言えるのは、やはり残された私たちは生きていかなければならないんですよね。

「一つの小さな体の行動」が「心に小さな一つの変化」をもたらしてくれます。

心が動かないとき、

心が動けないとき、

小さな手仕事を始めてみてはいかがですか?

 

何でもいいと思います。

小さくてもいいので、何か手を動かすこと始めてみてください。

 

もし、私がそのお手伝いをさせていただけたら、とても光栄です。

 

 

 

 

 

 

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  • 何か新しいことを始めてみたい。

  • 資格を取って、趣味を生かした教室を開きたい

この記事を書いた人

しぶや けいこ

キノミスト(木の実のアレンジメント作家)・クロスターアルバイテン作家
トロッケンゲシュテック講師
日本クロスターアルバイテン協会公認講師
ドイツトップフローリストアカデミー所属
お客様がご自身の「大好き」を形にし、日々の癒し得て、前向きな毎日が送れる事を願っています。

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