準グランプリが教える木の実アレンジのコツVol.2『素材選び』
手作りで、センスのいい「クリスマスリース」「ナチュラルなリース」を作りたい
木の実アレンジメントを始めてみたけれど、
なんだかいつも同じアレンジ。
先生のデザインは素敵なのに、自分でオリジナル作品を作ってみたらなんだかあか抜けない。
もっとセンスアップしたい。。
そんなあなたのために、
「どうやったらアレンジメント力が上がるのか?」
そのコツをご紹介!
※この記事は最初Vol.1として公開していましたが、
もっと先に言わねばならない重要なことがあったので、Vol.1としてこちらの記事を投稿しています。
目次
木の実アレンジのコツ・登場人物のご紹介
こんにちは。このみです。
今日も木の実のアレンジ作っちゃおっと!★
こんにちは。
ミコです。ミコ先生って呼ばれています。
またお会いできて嬉しいです♡
今日も木の実のアレンジについて学んでいきましょうね。
木の実アレンジの質8割を決めるもの
このみちゃん。
木の実のアレンジの中で1番大事なのって、なんだと思う?
やっぱり、技術?
難しいテクニックを使えるとか、形を綺麗に作れるとかかなぁ。
うふふ。
良いアレンジメントになるかどうかは、
1番最初の素材選びで8割が決まるって言われているのよ。
8割!?
じゃ、じゃあそこでミスったらもう挽回しようがないってこと?!
そうなの・・・。
パッとしない素材を選んでしまったら、
その後、どうやっても素敵なアレンジになることはないの。
一番大切なところなんだけど、みんな「何となく」でやっていることが多いの。
ダサイ木の実選びをしたら、ダサくなっちゃうってことかぁ。。
そうね。
そして、「こういう作品を作りたい」って言う「イメージ」や「ゴール」を決めても、
それに相応しい素材を選ばなかったら、イメージ通りの作品にならなくて、
「コンセプトがバラバラ」な作品になったりしちゃうの。
だから、木の実の選び方って、とっても大事なのよ。
★じゃあ、どうやって選んでいったら良いのかな。
コツはたくさんあるのよ。
焦らず、一つ一つ学んでいきましょ♡
考えるのは「変化」「コントラスト」
どんなイメージの木の実アレンジの作品を作りたいと思っていても、
人の目を引くアレンジメントの特徴ってあるのよ。
このみちゃん何だと思う?
何だろう・・。全然わからない。
どんなアレンジにも共通するの特徴は「変化」があることなの。
「コントラスト」とも言うのよ。
木の実のアレンジに限らず、人は変化が少ない・コントラストがあまり無いものを見ると、
「均一的」「退屈」「つまらない」って印象を持ってしまうの。
じゃあ、まずは実践から。
このみちゃん。木の実のアレンジメントの材料になる木の実を集めてきて。
はい!ミコ先生!
コントラストかぁ。。
木の実にはそれぞれに個性があるし、変化はあるかなぁ・・・。
まあ、全体的に茶色い?
でも、木の実だからしょうがないっか?
木の実アレンジで考えるコントラストは5つ
文章を木の実のアレンジメントで考えるコントラストは5つよ。
・大きさ
・明暗
・形
・重さor軽さ
・表面素材
5つもあるの!?
そうなの。
じゃあ、一緒に確認してみましょうね。
木の実に大きさのコントラストはあるかな?
一番大きいシダーローズと一番小さいメタセコイアで、大きさのコントラストはある!
木の実に明暗のコントラストはある?
なんか木の実は全部茶色だし、明るい・暗いとか全然変化はないよね。
木の実の形のコントラスト・変化はある?
どれも違う形で面白い!
強いて言うなら、
シダーローズとメリディアナムの形が両方ともバラっぽくてかぶっているかなぁ。
重さと軽さのコントラストはある?
重さと軽さ?
よくわからないなー。
木の実なんだもん、木の実って基本的に重くない?
表面素材のコントラストある?
表面素材?
そもそも、何を言っているかわからないんだけど・・・。
「オノマトペ」でいうなら、
「ツルツル」「カサカサ」「ふわふわ」「ゴツゴツ」「トゲトゲ」
そんな感じ。
なるほど!
全体的に「カサカサ」って感じだけど、アンバーパームだけは「トゲトゲ」って感じだよねっ
こうやって1つ1つの項目に合わせて確認してみるといろいろ気づくところがあるでしょ?
わかったのは、こんな感じかな?
・明暗が足りない(ていうか、ほぼない)
・シダーローズとメリディアムの形が似ている。
・重さが均一
というのがわかってきます。
ちゃんとコントラストが出ているところはそのままにして、
ちょっと木の実を入れ替えてみますね♡
変更した点は
メタセコイア(赤茶)→メタセコイア(黒っぽいもの)
メリディアナム→ヤシャブシ
松かさ(ナチュラル)→松かさ(アイボリー)
アンバーパーム(ナチュラル)→アンバーパーム(金)
ツバキ(内側)→ツバキ(外側)
なんか変化が出た〜
もっと変えるなら、「表面素材」が「ツルツル」のものを入れたり、
ドライフラワーなど「軽さ」を感じるものを入れたりするかなぁ。
木の実は基本的に「茶色」なので、「明暗」を気を付けていないと、
本当に同じようになってしまうわね。
暗さを出すために「ヤシャブシ」や、
劣化して黒っぽくなった「メタセコイア」を入れたり、
真っ白で明るさが出るナンキンハゼなんかいいかも。
ふむふむ。
そうやって考えていけば良いのね。
明暗がはっきりした木の実をアレンジメントに入れると、
ぐっとアレンジに変化が出ててくるわね。
漂白された木の実を使うことでも「明暗」のコントラストが出せますよ。
このみちゃんが言っていた通り、木の実って基本的重いイメージよね。
だから、「重さ・軽さ」の部分でコントラストを出していきたいときは、
木の実ではない花材「プリザーブド」や「ドライフラワー」などを取り入れていくと、
よりコントラストの表現ができるようになるの。
この、コントラストっていつも5つ考えてないといけないの?
ううん。
全部コントラストを出そうとしなくてもいいの。
たとえば、
明暗のコントラストは抑えて、
その代わりに形のコントラストをググッと強く出す。
そんな風に使い分けても良いのよ。
意識して、コントラストを抑えたり、強めたりすることができるってことが大事なのよ。
なるほど!
よし!私、コントラストを自在に使える、コントラストマイスターになる!
頑張って!このみちゃん
まとめ
今回のこの「5つのコントラスト」視点をもって、木の実を選んでいくだけで、ぐっとアレンジメントのセンスが上がっていきますよ。
・形をきれいに作れるテクニックがあっても、
・難しい手法ができるようになっていても、
アレンジの良しあしの決めて8割の素材選びがダメだったら、本当にもったいないです。
また、他の人のアレンジメントで
「すてきなだな」
「なんかイマイチだな」
と思う時、
「どうしてそうなんだろう?」
というのをこの「5つのコントラスト」視点を使って考えてみてくださいね。
それでは、良い木の実ライフを!
「基礎から木の実アレンジメントをやってみたい。」
そんなあなたには・・・?
キノミスト®基礎コース~ワイヤリング~
がピッタリ!
▼こんな方におススメです。▼
-
グルーでつけるリースが壊れやすくて嫌。きちんと基礎を学びたい。
-
木の実のアレンジメントを本格的に始めてみたいけれど、どうしていいかわからない。
-
色々な木の実の扱い方を知りたい。
-
おうち時間が増えたので、自宅でゆっくりとできる何か新しいことを始めてみたい。